日本一大きな湖、びわ湖。滋賀県外の人にとっては、びわ湖の中に島があるなんて、なかなか知ることはないですよね。実はここ観光にうってつけの島なんです。
その名も“竹生島”(ちくぶしま)。
びわ湖に浮かぶ竹生島は周囲およそ2kmの島です。西国三十三所札所めぐり第三十番札所「宝厳寺」があります。
また「宮島」「江ノ島」とならぶ日本三弁財天のひとつとして知られています。
宮島、江ノ島と聞けば、凄いパワースポット!というイメージがわきますが、そう竹生島もパワースポットなんです。
今回は、観光にオススメな竹生島を紹介します。
すごいで滋賀県!びわ湖に浮かぶ見どころが満載の竹生島
竹生島へフェリーで向うために、長浜港の観光船のりばまでやってきました。
しばらくすると、長浜港に船が入ってきました。
船に乗り込み、竹生島へいざ出航。久々の船なのでちょっとワクワク。
「まるで海みたい〜」と言いそうですが、ここは琵琶湖です。
竹生島に近づいてきました。
乗船時間は長浜港から30分ほど。
さぁ島に上陸です!竹生島を観光しましょう。
上陸後、急な石段があるので入口横で拝観料(大人400円、小人300円)」を支払います。
① 宝厳寺
石段を165段上がると見えてくるのが、宝厳寺です。
② 片桐且元(かたぎりかつもと)公が植樹したもちの木
樹齢400年と言われるもちの木。賤ヶ岳(羽柴秀吉vs柴田勝家)七本槍の一人片桐且元公が植えられました。
片桐且元公はここ長浜が地元です。
③ 宝物殿
名前のまんま国宝や需要文化財が収蔵されている場所。
④ 国宝 宝厳寺唐門(ほうごんじ)
西国札所第三十番でも知られる宝厳寺。
この宝厳寺唐門は、豊臣秀吉公の子、秀頼公によって京都の豊国廟(ほうこくびょう)にある建物を竹生島へ移築されました。(豊国廟:豊臣秀吉公のお墓がある所)
京都の豊国廟へ移築される前は、大坂城にあったものと近年分かったようで、徳川の時代になってから、壊された大坂城の一部がここ竹生島に残っています。
⑤ 重要文化財 舟廊下
実はここ舟廊下と言われるように、豊臣秀吉公が朝鮮出兵に使用した舟の材料を使って建てられたものです。リサイクルってことですね。
こういう所を見ると、舟の面影が。
⑥ 国宝 都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)本殿
こちらの本殿が国宝。豊臣秀頼公が(1602〜3年)片桐且元公を奉行にし、伏見城から移築されたものです。その時、先程のモチの木を植えられたんですね。
⑦ かわらけ投げ
1つは名前。もう1つは願い事。2枚のお皿(杯です)に筆ペンで書きます。
鳥居の中をめがけて投げる。鳥居をくぐれば願い事が成就すると言われています。ちなみに下に落ちている白いのは、全部ここから投げられたお皿。
何度か竹生島へ来ていますが、今回初めて鳥居の中をくぐりました。写真のような投げ方ではダメです。フリスビー投げが◎かも
おまけ① 竹生島は映画「偉大なる、しゅららぼん」のロケ地になった
観光船のりばには、赤い学生服が置いてありました。
実は長浜市ですが、映画「偉大なる、しゅららぼん」(2014年3月に公開された映画)のロケ地にもなりました。
船を待っている間、しゅららぼんの映画でも着られていた赤い色の学生服姿で記念撮影ができます。
ちなみに学生服のメーカーは、Kanko学生服でした。
おまけ② 竹生島の中に実は県道があるって知ってた!?
今回、竹生島へ来た目的は国宝を見にきただけではありません。ある写真を撮りたかった為です。
この写真にあるポストの左下を見てください。
小さな石柱があります。石柱には、“県道竹生島線起点”と書かれています。
ここ竹生島には車が走るスペースなんてありませんが県道があるんです。(県道319号線)およそ100mくらいしかありません。
このお土産屋さんの前を通り抜けると、突き当たりに階段があります。
階段を上がると、鳥居が見えます。お土産屋さんから聞いた情報によると、奥の赤い鳥居のあたりまでが県道のようです。
もう一度琵琶湖から見てみましょう。
なんかこの短さがいいな。。。一枚の写真で県道が全て収まる。
今回の目的は達成。
長浜観光をするなら竹生島がおすすめ!
こうやってザッと写真で紹介しただけでも、小さな島ですが竹生島は見どころがいっぱいあります。
以前、長浜市内の喫茶店で、北陸から長浜へ観光に来られた方とお話をすることがありました。その方は、1日目は長浜の黒壁スクエアと木之本を堪能し、2日目は竹生島へ行くと言われていました。
日帰りだと、これだけの観光地巡りはハードスケジュールになってしまいますが、2日に分けて観光をすれば、十分ゆっくりと楽しめますね。
長浜駅周辺の黒壁スクエアも楽しいですが、それだけで日帰り観光だなんてもったいない。その時の勢いで、「よし船に乗るぞ!」なんて、予定変更をしてみたら計画になかった面白いことが起こるかもしれませんよ。
竹生島へは長浜港からフェリーで行こう!
竹生島へは、長浜港からフェリーが出ています。
JR長浜駅(西口)から長浜港までは、歩いて約10分(750m)程度で行けますよ。
>ゆっくり長浜観光をするために重い荷物は預けることをオススメします!
JR長浜駅から長浜港(琵琶湖汽船観光船のりば)への道のり
長浜港 ⇔ 竹生島(往復)の乗船料
乗船料 | 長浜港 ⇔ 竹生島(往復) 大人 ¥3,070 学生 ¥2,450 小学生 ¥1,540 |
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・学生さんは学生証のご掲示が必要です。(中学生、高校生、大学生)
・竹生島拝観料は、大人(中学生以上)400円、小人300円が別途必要です。
名称 | 琵琶湖汽船 長浜港観光船のりば |
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住所 | 滋賀県長浜市港町4-17 |
電話 | 0749-62-3390 |
アクセス | 電車の場合:JR長浜駅下車徒歩約10分 車の場合:北陸自動車道 長浜I.C.から約15分 |
URL | 公式サイト:琵琶湖汽船 |
お車の場合は駐車場があります!
長浜港の観光船のりばの前には、これだけ広々とした駐車場(無料)も完備されていますので、お車の場合も安心です。