「宝は足元にありました」こんな言葉がぴったりなデザインマンホール。
以前に各地域ごとに異なる、ご当地デザインマンホールを紹介しました。
近年人気の高い戦国武将「石田三成」をテーマにデザインされた「三成マンホール」が追加されており、滋賀県長浜、米原、彦根の3つ市にある石田三成のゆかりの地7箇所に設置されています。
三成マンホールとは
三成マンホールの「石田三成」ってどんな人?
石田三成について
滋賀県長浜市石田町出身、安土桃山時代の武将。豊臣秀吉に仕えまっすぐ生きた人物。秀吉の死後、天下分け目の関ヶ原の戦いで、東軍徳川家康に対し、西軍を指揮した。
石田三成にちなんだ要素を、見事に盛り込まれたマンホールのデザインです。
こんなにも三成愛あふれるデザインマンホールを見ていたら、探しに出かけたくなりました。
長浜市にある三成マンホールを探せ!
【己高庵近く】関ヶ原の戦いの後、石田三成が逃げ隠れたと伝わるオトチの岩窟
長浜市木之本古橋にある己高庵(ここうあん)までやってきました。
ここの木之本(古橋)の山奥には、石田三成が関ヶ原の戦い(1600年)で敗れた後、逃げ隠れたと伝わる「オトチの岩窟」があります。
己高庵がオトチの岩窟へと繋がる山道への入口になっているので、己高庵へ向かう手間の坂道にマンホールがありました。
随分と付近を探したのですが、なかなか見つかりませんでした。この枯れ草が邪魔をしてマンホールの存在に全く気がつかず・・・。
7つしかないマンホールの1つを見つけたので宝探し気分です。
石田三成の母の故郷があった古橋。関ヶ原の戦いのあと逃げ隠れたと伝わるオトチの岩窟がある場所です。
名称 | 己高庵(ここうあん) |
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住所 | 滋賀県長浜市木之本町古橋1094 |
TEL | 0749-82-6020 |
アクセス | JR北陸本線「木ノ本駅」よりタクシーで約10分 北陸自動車道「木之本IC」から車で約13分 |
駐車場 | あり |
【大通寺・台所門前の通り】石田三成の住居は大通寺付近にあった!?
長浜の黒壁スクエアを歩きながら、真宗大谷派東本願寺の別院 大通寺(だいつうじ)へ。
西側にある台所門の前から南へと繋がる細い通りに発見しました。
路地裏のひっそりとした場所に設置されているので、まるで宝を見つけたような感覚になります。
豊富秀吉が長浜にいたころ、石田三成の住居は大通寺付近にあったとか!?
名称 | 大通寺・台所門 |
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住所 | 滋賀県長浜市元浜町32-9 |
TEL | 0749-62-0054 |
アクセス | JR北陸本線「長浜駅」より徒歩で約15分 北陸自動車道「長浜IC」から車で約10分 |
駐車場 | あり |
【石田神社】長浜市石田町は石田三成が生まれた町
石田三成の出生地の長浜市石田町へやってきました。石田会館から東へ歩いてすぐのところに八幡神社があり、その隣(奥)に石田神社があります。
石田神社と書かれた石柱のすぐ隣に三成マンホールがありました。
ふるさと石田会館の周辺は石田三成ゆかりのスポットが盛りだくさん!
名称 | 石田神社 |
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住所 | 滋賀県長浜市石田町547 |
アクセス | 北陸自動車道「長浜IC」から車で約10分 JR北陸本線「長浜駅」より湖国バスで、近江長岡駅行きで約20分、バス停(石田下車)徒歩3分。 |
米原市にある三成マンホールを探せ!
【大原観音寺】三献の茶の逸話が伝わる三成・秀吉公の出会いの地
大原観音寺は、三献の茶の逸話が伝わるお寺です。豊臣秀吉が鷹狩りの最中に立ち寄った寺で、幼少の頃の石田三成と出会いの話が有名です。
三成が秀吉に三回お茶を出すのですが、その時に使ったと言われる水汲みの井戸がこちら。いまも水が溜まっています。
大原観音寺の山門の前に三成マンホールがありました。
名称 | 大原観音寺 |
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住所 | 滋賀県米原市朝日1342 |
TEL | 0749-55-1340 |
アクセス | JR北陸本線「長浜駅」よりバスで約20分 観音寺前下車 JR東海道線「近江長岡駅」よりバスで約20分 観音寺前下車 北陸自動車道「長浜IC」から車で10分 北陸自動車道「米原IC」から車で15分 |
駐車場 | あり(10台分ほど) |
【成菩提院(円乗寺)】石田三成の十三ヶ条掟書が残るお寺
米原市柏原にある成菩提院(じょうぼだいいん)です。天台宗の開祖最澄(さいちょう)が談議所を建てたのに始まり、延暦寺の別院のひとつとして、現代で言う学校のような場所だったとご住職にお話を伺いました。(※談議所:話し合いの場、いまで言う集会所のこと)
中山道から北へ入った場所にあり、観光地化されていないためか、異様なオーラが漂っています。この山門をはじめて見た時と、門を潜り石段を登っている最中に、別の世界へ入ってしまうような雰囲気さえ感じました。
織田信長や豊臣秀吉、丹羽長秀、小早川秀秋も泊まった記録が残っており、時の権力者たちに保護されてきたお寺です。
(※小早川秀秋:関ヶ原の戦い前夜に宿営した記録が残る。その後、東軍の徳川側へ寝返ったことで有名。)
お寺の前の道にひっそりと三成マンホールが設置されていました。
石田三成の十三ヶ条掟書が残るお寺。拝観料を納め見学させていただきました。
名称 | 成菩提院(円乗寺) |
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住所 | 滋賀県米原市柏原1692 |
TEL | 0749-57-1109 |
拝観 | 要予約 |
アクセス | JR東海道本線「柏原駅」下車徒歩10分 北陸自動車道「米原IC」から車で15分 名神高速道路「関ヶ原IC」から車で15分 |
駐車場 | あり(山門前に5台分ほど) |
彦根市にある三成マンホールを探せ!
【佐和山城跡の麓】石田三成の居城があった佐和山
石田三成の居城があった佐和山は滋賀県彦根市にあります。
井伊家の菩提寺・龍潭寺(りょうたんじ)の中にある石田三成像。
龍潭寺の前の駐車場付近(佐和山史跡公園駐車場)に三成マンホールのカラーバージョンが設置されていました。
だるま寺や庭の寺とも呼ばれる彦根の龍潭寺(りょうたんじ)の中に石田三成公の像があります。佐和山へはこの奥から登れます。
名称 | 龍潭寺(りょうたんじ) |
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住所 | 滋賀県彦根市古沢町1104 |
TEL | 0749-22-2777 |
拝観時間 | 9:00〜16:00 |
アクセス | JR琵琶湖線「彦根」下車徒歩25分 名神高速道路「彦根IC」から車で10分 |
駐車場 | あり |
【彦根駅東口】
佐和山は標高233m程度の山なので、ゆっくり登っても30〜40分ほどで登れました。
佐和山の頂上にある本丸跡から見た彦根市街は絶景でした。
彦根駅東口に設置されている三成マンホール。こちらもカラーバージョンです。この位置からは、遠くに佐和山の本丸が見えます。
彦根市街が見渡せる佐和山の本丸からの景色は絶景です。本丸までは30〜40分程度で登れます。
石田三成公ゆかりの地をめぐる楽しみ方がひとつ増えた
7カ所と言わずこれから設置箇所が増えてくれると楽しみ方も変わります。
わざわざマンホールを探し回る人は少ないと思いますが、石田三成ファンならゆかりの地へ出向いた際の楽しみ方がひとつ増えました。
歴史観光の際に足元にも注目してみてください。
▼長浜市内にあるデザインマンホールについてはこちらでも紹介しています。マンホールのフタは奥深い。