おもしろ

プリントゴッコを使った年賀状印刷の魅力をもう一度見直しても良いのかもしれない。

プリントゴッコ B6セット
懐かしいプリントゴッコ

家庭で手軽に印刷ができる道具として大活躍した「プリントゴッコ」を覚えていますか?

一昔前まではどこの家でも1台は置いてありました。小学校が冬休みになるとストーブで温まった部屋で、年賀状を作った思い出がある人は多いのではないでしょうか。

プリントゴッコで年賀状を作ってみた

年賀状ばなれが進むいま、懐かしい存在になってしまったプリントゴッコをもう一度使い、年賀状印刷の魅力を体験してみることにしました。

いつぶり?えっ!何十年ぶり・・・!?

※今回の記事はBIWAKO PICNIC BASE(びわこピクニックベース)の【PR】記事です。

プリントゴッコについて

プリントゴッコB6セット
プリントゴッコ B6セット

まず最初にプリントゴッコについて簡単な説明をしましょう。

プリントゴッコは、理想科学工業株式会社が1977年に販売した、家庭で手軽に紙や布に印刷ができる道具です。

パソコンやインクジェットプリンターの普及による衰退で、2008年に販売を終了されるまで、30年以上も私たちの年賀状づくりを支えてくれた商品でした。

まさに一世を風靡した名機ですね。

家庭で作る年賀状といえばイモ版か干支のハンコがふつうだった時代、常識をくつがえした画期的な印刷機が誕生しました。

プリントゴッコは、製版と印刷の工程を同じ機構に納め、コンパクトにした家庭用簡易印刷機です。

現在のようにパソコンとプリンターが家庭に普及していなかった1970年代に誕生し、“家庭で印刷する”という新しい文化のさきがけとなりました。

名前の由来でもある「ゴッコ」遊びは、親から子へ日本の文化や風習を伝える「知育」でもあります。

創業者 羽山昇(当時社長)は、「親子で“印刷ゴッコ”を楽しんでほしい」、そんな思いを込めて名づけました。

プリントゴッコ懐かしい展(理想科学工業株式会社)より引用

プリントゴッコで年賀状を印刷してみよう!

それでは早速プリントゴッコを使って、年賀状を作ってみましょう。

これらはプリントゴッコで年賀状を作るのに必要なものです。

プリントゴッコで年賀状を作るのに必要なもの

主な作業の流れとして、以下の4つの工程があります。

① 原稿をつくる
② 版をつくる
③ インクをのせる
④ プリントする

1つずつ見ていきましょう。

① 原稿をつくる

原稿・イラストをつくる

はじめに原稿をつくります。

手書きの文字やイラストで書いたものや、昔は週刊少年ジャンプをハサミで切り、のりやセロテープで貼ったりしながら、各々が創意工夫を凝らしてイラストの原稿を用意します。

創意工夫を凝らしてイラストの原稿を用意します。

全くもって、手作業ができるプリントゴッコの良さをぶち壊してしまうようですが、今回は最新のMacを使ってAdobeイラストレーターで作ったイラストデータを用意しました。いいとこ取り!ハイブリッド!

手書きの場合は濃い鉛筆や毛筆、クレヨンなどのカーボン入りを使用しましょう。原稿用紙は光沢のない白い紙にしよう。

② 版をつくる

マスターと言われるスクリーンの原紙で版をつくります。

原稿を置く

プリントゴッコのフタを開けて、作った原稿を台の上に置きましょう。

マスターホルダーの溝に差し込む

マスター(原紙)をミゾに差し込んだら設置完了です。

ステージから原稿の位置を確かめよう

本体のフタを閉めて、上の窓から位置がズレていないか確かめましょう。

プリントゴッコランプ(電球)
プリントゴッコのリフレクターランプ(電球)

購入した当時のランプを使うので、はたしてピカッ!っと光ってくれるでしょうか。本体とリフレクターが完全にセットされるように設置します。

ランプをセットする
セットが不完全だと失敗するので注意

単三の乾電池2本をプリントゴッコ本体に入れました。

それでは製版しますよ。緊張の一瞬です。いざっ!

取手を下へ強く押すとピカッとフラッシュする製版完了
記事の演出上ピカッ!をループ再生してます。実際は1回だけにしてください。

よし!光った!!!

あとからランプが焦げた匂いが漂ってきましたよね。懐かしい〜。

③ インクをのせる

版にインクをのせる

次は製版したマスター(原紙)にインクをのせます。

プリントゴッコで年賀状を作ろう。マスター(原紙)にインクをのせる

透明シートをめくり、絵柄の上にインクをたっぷりとのせてください。このときインクの量はなるべく均一になるよう心がけましょう。

今回は黒色だけを使用していますが、部分的に色を変えたり、色を混ぜても◎です。

プリントゴッコで年賀状を作ろう。マスター(原紙)にインクをのせる

独特なインクのにおいが、めちゃくちゃ懐かしいです。このにおいが冬休みにストーブの部屋で年賀状を作ったのを思い出させてくれます。

プリントゴッコ本体にセットしてマスターから原稿を剥がす

透明シートをかぶせたら、プリントゴッコ本体にセットして、原稿を剥がします。

④ プリントする

ここまでできたらあとはプリントをするだけです。

印刷用紙やハガキをセットする

印刷用紙やハガキをセットしたら、プリントゴッコ本体の取っ手を下に押すだけです。

プリントゴッコで年賀状印刷をする

さぁ〜どうだろう!フタを開ける瞬間がドキドキワクワク♪

プリントゴッコで年賀状を印刷しよう

上出来です!仕上がりを確認したら、どんどん紙を置いて印刷しましょう。

印刷物が重ならないように並べてインクを乾かそう

インクが乾くのが待ちきれなくて、色がついてしまうのもあるある。印刷物が重ならないように並べて十分にインクを乾かしてください。

本番用の年賀状へ印刷する前に、1回か2回は他の紙で試し刷りをしておきましょう。

プリントゴッコで年賀状を作ってみた

このあと同じ工程を繰り返し、重ねて黄色も加えてみました。

プリントゴッコで年賀状が完成です!

2色以上印刷する際は、カラーの方を先にして、黒色を最後に刷るとキレイな仕上がりになります。

プリントをした箇所がズレたりかすれたり、文字がにじんで潰れてしまったりすることも、偶然の産物で個性があったなと思い返しました。

ネット上でデザインテンプレートから選べる年賀状はとても便利ですが、人の温もりが感じられにくくなり、年が明けて年賀状を受け取ったときのワクワク感はすっかり無くなってしまいました。

プリントゴッコ B6セット

販売が終了してしばらく経つプリントゴッコですが、自宅の押入れの奥に何年もの間、放置されている方もおられるのではないでしょうか。

便利なものに溢れた時代だからこそ、いま一度子どもの頃のようにプリントゴッコの魅力に取り憑かれて、見直す時間があっても良いのかもしれませんね。

どなたでもシルクスクリーン印刷の楽しさを体験できます!

長浜印刷ラボで行ったワークショップの様子
長浜印刷ラボのワークショップの様子

BIWAKO PICNIC BASE(びわこピクニックベース)では、長浜印刷ラボという印刷の楽しさを体験いただく活動を行なっています。

ゴッコプロ100(シルクスクリーンの製版機)
ゴッコプロ100

メーカーのRISO(理想科学工業株式会社)の「ゴッコプロ100(シルクスクリーンの製版機)」を設置しました。

長浜でシルクスクリーン体験

これによりオリジナルのTシャツやトートバッグを作ったり、サンプル品の作成などに小ロットでのシルクスクリーン印刷が可能です。

プリントゴッコしましょう
長浜印刷ラボの部長 桐畑です。RISO LOVE
桐畑さん
シルク印刷ワークショップについては、開催の目処がたちましたらお知らせいたします!

JR長浜駅徒歩3分の便利な立地で、どなたでもご活用いただけるので、関心のある方はぜひお越しください。(※費用等の詳細は、BIWAKO PICNIC BASEまでお問い合わせください。担当:桐畑・三上まで)

BIWAKO PICNIC BASEへのお問合せ

長浜駅近くの共同オフィス

▼びわこピクニックベースの紹介記事もあるのでぜひご覧ください!

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名称 BIWAKO PICNIC BASE(びわこピクニックベース)
住所 〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町7-5
電話 0749-65-3935
定休日
アクセス JR長浜駅より徒歩3分程度
駐車場 ※近隣のコインパーキング等をご利用ください。
URL ●長浜印刷ラボのInstagram
●BIWAKO PICNIC BASE

※今回の記事はBIWAKO PICNIC BASE(びわこピクニックベース)の【PR】記事です。

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滋賀県長浜市の「!」が見つかるWebマガジンです。長浜での自らの体験を元に、独自視点でブログ記事を作っています。