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2019年02月12日 
散策

河毛の由来を探したら滋賀県湖北地域の原風景がみつかった。

河毛駅周辺を歩く

「河毛(かわけ)の町って何がある?」と人に聞くと、「何もない」という声が多く、まともな話を聞いたことがない。

本当に「何もない町なんて存在するのだろうか?」自分の目で確かめたくなった。

野鳥観察と小谷城散策の他にも河毛の魅力は無いのだろうか?

JR河毛駅まで電車に乗ってやってきた

(長浜ー河毛 乗車時間:7分 片道:200円)

JR長浜駅から電車に乗って北へ2駅行ったところの、河毛駅までやってきた。はじめて降りる駅だ。

JR北陸本線河毛駅に行ってみた

そもそもなんで河毛駅っていう名前なんだろう?長浜市と合併する前は、旧湖北町だったので湖北駅でも良いはずだが。

河毛駅

なんの下調べもなく来てしまったので、河毛駅に併設されている観光案内所のおじさんに、この辺りのオススメ情報を聞いてみると、野鳥観察小谷城の2つですね」と教えてくれた。

長浜市湖北地域観光案内の看板

ここ河毛駅は、琵琶湖と山の間にあるので、野鳥観察を楽しむなら琵琶湖がある「西側」へ向かい、小谷城を歴史散策するなら山がある「東側」へ向かうことになる。

どちらへ行くにしても、歩くと時間がかかるので、タクシーかレンタサイクルを使う人が多いようだ。

河毛駅にある湖北の地図

ついでに「なんで河毛っていう名前なんですかね〜?」と突拍子もないことを聞いたところ、「ここは元々“河毛という地名”ですからね〜」と教えてくれた。ふ〜ん元々の地名か。

おじさんは丁寧に教えてくれたが、今日は野鳥でも小谷城でもなく、“河毛駅近辺のオススメが知りたいんです”と、言葉にはできず駅を出た。

町を散策しながら、河毛の由来を探してみよう

空の広さを感じさせてくれる河毛駅のロータリー

空の広さを感じさせてくれる河毛駅のロータリー。いくつになっても知らない駅を降るとワクワクしてくる。

比較的かわいいタイプの浅井長政公とお市様の銅像

かわいいフォルムの銅像

早速、小谷城の主人である浅井長政公と妻のお市の方が出迎えてくれる。

よし散策をしよう。お腹も空いたしお店があれば入りたいな。

国道365号線と8号線のひょうさつ標札がある

駅のロータリーを出たところの標識。国道365号線と8号線を繋ぐ道路だが、どっちに行こうかすごく迷う。これはいきなり運命の分かれ道だ。

河毛駅付近は確かに見渡しても何も無い

こっちに行くか。

左折すると河毛駅だがここがメインストリートだろうか?

それともこっちに行くか。

ここがメインストリートだろうか?日中でも不安になるくらい人の姿がない。

河毛駅の近くの小谷寿司

おっ寿司か、小谷寿司という看板を見つけた。残念ながらすでに閉店されていた。

河毛駅周辺をブラ散歩

静かな集落は、お邪魔しますの気持ちを忘れない

お寿司屋の看板につられると、車が1台ほど通れる狭い小道があった。よし直感を信じて入ってみよう。

河毛駅近くの泉龍寺

真宗大谷派の泉龍寺(せんりゅうじ)というお寺だ。たいていお寺のあるところに歴史あり。

河毛駅の泉龍寺の立派な門

立派な門の前に説明書きが、

小谷城の裏門がここに移築されている

かい摘んでみると、

こちらの門は、小谷城の裏門だったと伝わっています。昔は茅葺き(かやぶき)の屋根だったけど、瓦(かわら)にカスタマイズしました。柱や扉や金具などは、そのままなので戦国時代を感じられますよ。でもね、まだ明らかになっていないことがあるので、この門は大切な資料です。

と書かれている。

こちらの門は戦国時代の門だと伝わっている

家の屋根だってそうだ。常に雨風にさらされているから劣化も激しく、時代とともにカスタマイズしていかないと残せない。当たり前のことだが、維持するのも大変だ。

ん?

お寺さんの掲示板は見逃せないのだ

当たり前の反対は有り難いなのだ

お寺の掲示板にバカボンのパパ

やっぱりお寺さんの掲示板は見逃せない。

お寺さんに一発で心をつかまれたのだ。

河毛の町を散策する街ぶらり

↑交差点のようで、通りが食い違いになっている

なんてチャーミングなお寺さんなんだろう。こんな静かな町でバカボンのパパを見つけるとは、ラッキーとしか思えない。これは期待値が高まるぞ。

ふれあいのあう駅のまち湖北町河毛

さっき河毛駅のおじさんとふれあった際に聞いた、「元々が河毛という地名だからね」という言葉が頭に残る。

家の表札にも河毛

どうやらこの辺りは、河毛さんという苗字が多いようだ。

神社の灯篭にも河毛

元々の地名であっても、なんらかの理由があるはずだ。

河消と書かれているこれは何だろう?

自然や地形であったり、この土地の権力者や縁のある人物がつけたなど必ず理由がある。

見渡す限りの田園風景

集落を抜けると、見渡す限りの田んぼ。さえぎるものがなく開放感が素晴らしい。

湖北町河毛の魅力はSLや電車がかっこよく撮れるところ

SL北びわこ号にぴったりな景色

ここいいじゃな〜い。そういえば長浜から電車に乗って虎姫駅を過ぎた後、田んぼの中を爽快に走っていたな。

ついに発見か!河毛の由来は武士と関係がある?

河毛三河守屋敷跡は畑の中にある

畑の前に違和感たっぷりの立て札があった。

河毛三河守屋敷跡の立て札

あ、これが河毛の由来か!?“河毛三河守屋敷跡”(かわけみかわのかみやしきあと)と書いてある。駅のおじさんの言う通り、元々河毛という地域にある駅だから河毛駅になったことは確かみたいだ。

河毛三河守屋敷跡の立て看板より

浅井家の家臣である河毛三河守清充(きよみつ)という武士のお屋敷がここにあった。

小谷城はすぐ目の前にある

一番高い山が小谷城の山

小谷城がここから見えるしとても近い。それに、“河毛”は、“川毛村”だったとも書いてある。

その昔に河毛三河守(かわけみかわのかみ)清充さんという武士がこの地域を納めていたことから名付けられた可能性がある。

河毛のすぐそばを流れている高時川

河毛の集落に沿って流れる高時川

もしかすると、この武士の苗字も元々の河毛という地名から付けられたのかもしれない。

これはあくまでも想像だが、

「川(河)」という漢字は、すぐ近くに高時川という大きな川に沿って集落があるいう意味ある。

河毛の集落の南側に広大な田んぼがある

「毛」という漢字には、作物の意味がある

「毛」という漢字には、作物などの意味合いもあるので、この広大な田畑で穀物が採れることも地名の由来として考えられる。(※例)毛という漢字は:二毛作という言葉でも用いられている)

河毛と言う地名の誕生は、今も残るこの風景と関係があることに気がついた。

“何もない町の反対は、昔のままの風景が残っている”ということなのだ。

河毛駅近辺は、滋賀県湖北地域の原風景が残っている町

今回は、歩いたことがない町を散策した。河毛はほとんどが住宅地と田畑だったので、なにもないと言われる気持ちもわからなくはない。

スタンドバイミーの映画に出てきそうな橋

スタンドバイミーに出てきそうな橋があった

でも立派な高時川があって、爽快な気持ちに慣れるほどの田畑の風景がある。

河毛駅近辺は、滋賀県湖北地域の原風景が残っている町

その中で印象的だったのは、畑仕事をされているおばあさんたちが、水路を使って大根を洗っている姿があちらこちらで見られて、あぁ〜これ滋賀県湖北地域の原風景かもしれないなと、自分の祖母を思い出すような場所だった。(注:こういう肝心なところはいつも写真を撮り忘れる。)

歴史感満載の自動販売機

自動販売機までお城だった

日中の長浜方面への電車は1時間に1本程度。駅の周辺でお店を探しても見つからなかったので、帰りの電車が来るまで自動販売機のコーンポタージュを買って待つことに。

久しぶりにあと1粒のコーンが取れない悔しさを味わった。そんなどーでもいいことを感じさせてくれる町があるってとてもいい。

心と時間にゆとりができたときは、ぶらり途中下車で訪れてみたい

桜の時期に来ると良さそうな公園があった

またぶらり途中下車で訪れてみたい。その時はお弁当を持ってこよう。

河毛駅にある観光案内所のおじさんのオススメはこちら

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これを書いた人

ムラカミ

長浜市内でWebデザイナーとして活動をしています。自宅の畑で採れた白菜や大根を使って作ってくれる祖母の漬物の味は一生忘れられません。

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